20120510 ローカル居酒屋のありかた。

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地方の町名を屋号に使ったり、生産者直で取り寄せた食材を使うお店は大手を中心に根強く出てきています。ローカル色豊かな内装に、地で採れる稀少な魚と酒。地方で衰退しつつある本物を、都心に上手に繋げるビジネス。資本力あってのことであり、大手の目の付け所はさすがだなあとも思います。過去、銀座で47都道府県の店を出そうとした会社や、龍馬伝ブームに乗り土佐料理店を多数出した会社がありましたが、結果、長続きしなかった。理由はどだいシンプルなことだと個人的には思います。企業の出す店だからできること、やれたことががあったのに、やり抜けなかっただけでしょうね。

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さて、以前より思っていたこと。お好み焼き屋が顕著なんだけど、関東ではなぜ屋号に「関西風」と添えるのか。ボクなりには、こう考えています。ダシと山芋たっぷりのレシピで作っていないからではなく、その店に「大阪のおばちゃん」がいないからだと。大阪にはありとあらゆるレシピのお好み焼きがあり、香川には堅いも柔らかいも様々な讃岐うどんがある。それに、その土地に行けばみーんな、大阪や讃岐のオッサンおばちゃん。郷土料理のキヲクって、店主の人とナリが味わいにプラスされて刻まれるもの。だから東京で地方の食を供する人は、その土地を知る人であってほしいのは当たり前。

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木曜夜、知人が行きつけの九州料理の店。博多で2店舗経営しているらしく、そこに働くスタッフも全員が九州人。だからといって全員が何でも知っているワケではないが、食材や地酒をある程度は勉強している。自分の郷里にある蔵のことはもちろん、近隣他県に及ぶまでイロイロと。昔、夏の甲子園で高知代表が負けたら、徳島と愛媛と香川(全て隣県)を応援する四国同盟的なキモチがありました。それに似た感情が、九州の人にもあるのかもね。九州を愛し、九州の味を全力で届ける。そんなお店の基礎力が見えた気がしました。えー、何が言いたいかというと、まあそういうことで。荒ばしりと責めをブレンドした裏鍋島、これが今宵のベスト。あと焼酎も上上よ。
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by t-jack2121 | 2012-05-11 10:03 | 外で呑む。

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121