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一喜一憂の週後半。

今週後半は主要取引先の契約更新で一喜一憂。木曜は「喜」。取引先の事業部が丸ごと子会社に移管するため契約解除の懸念があったのだが、担当者のご尽力によりほぼ同条件で継続が叶った。富士宮焼きそばを食べながらの一献でお話しましょうと言われ、ソワソワしつつ裏銀座「木挽町楓」にお連れし、そこで告げられた。


歳若の彼とは二年ほどの付き合い。仕事を離れても食事や野球観戦を共にする。銀座界隈の店にお連れすることも多いが、その後二度三度と店に顔を出してくれる義理堅い男でもある。解決すべき課題の共有と、私的な遊びからも学び合うことで信頼関係を築けたのか。企業人ながらちょっとインディペンデントした感もあるかな。


さて楓のカウンターで男ふたり。焼酎好きの彼は、杉錦の米焼酎「才助」のロックを、こちらは志太泉の昇龍を冷やでいただく。昇龍は岡部町朝比奈で栽培された山田錦を精白歩合70%に抑え、酒度+1、酸度1.7、甘さとたっぷり感、すっきり感のバランスがよい。その後は磯自慢本醸造のぬる燗を手酌で、誠に良い酒と相成った。
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金曜は「憂」。独立前から約7年も携わった編集仕事の契約が終了した。25%のコストダウン、先方内部での他社を押す動きの双方に負けた。面談内容も契約終了の通告のみで、敗戦理由や労いの言葉は一切無し。他でも単発の仕事があるためか、さっきまで世間話をしながらアッサリした幕切れに拍子抜け。いや、ガッカリね。


担当者は家庭を持つ女性。取引先の我々の前で上司を小馬鹿にする常識の無さが気に入らず、仕事以外の付き合いは殆ど無し。その上司の済まなさそうな顔を見ていると、なんとなく筋書きが見えようかというもの。先の彼との間に築いた信頼関係を、代々引き継ぐ担当者との間で築けなかった当方の責任もあるが、ま、いっか。


悶々気分を払いに「つくね新虎ノ門店」。イキイキ働く男たちを見ていると憂いも些末なことに思えるわい。帰り際、店主がまかないの〆を作ってくれた。ミネストローネ風のスープご飯に烏賊の塩辛を乗せる変り茶漬け、ジャンクだけど旨かった。元気もらって気分晴れ晴れ、初心に返って磨きをかけて、週明けからオモロい仕事すっど。

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by t-jack2121 | 2009-09-12 11:31 | 外で呑む。

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121