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東京で食べる讃岐うどんにはアレコレと期待を抱いてしまうもの。地元香川で様々なうどんに触れると「これもありだなあ」と許容範囲が広がるものの、東京に戻って食べてみると「これはないなあ」的な体験も数多く。特に瀬戸大橋が出来る前の宇高連絡船の上で食べたうどんの味に、四国を出ていく寂しさと四国に帰った嬉しさを重ねた世代には通常とは異なる比較装置が起動してしまうので厄介ではありますが。


昨日、中央区新川(地元では霊岸島とも)に「東京麺通団 茅場町食堂」がオープン。ここは「ORABSAL」という名の讃岐うどん屋があって、西新宿で11年のキャリアをもつ「東京麺通団」が直営として引き継ぐ形を取りました。。今回はディナータイムに定食と酒とつまみを用意するらしく、それで「食堂」の名を冠しています。うどん1本で勝負できんもんが本流を磨かんで?と突っ込みたくもなるけれど、セルフサービスというシステムに胡座をかいたヌルい接客にならぬよう期待。のち、麺通団の団員氏を連れて八丁堀「ガール・ド・リヨン」。彼は相当のワイン通らしく、うどんの話そっちのけでワイン酒場談義に花が咲いてそれはそれで楽しかった。ぜし、また。





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# by t-jack2121 | 2014-06-06 12:05 | 外で呑む。 | Comments(2)
いつものバー。さんざん写真は撮ったので、もう今さら感あり。しかもiPhoneにしてからコンデジを持つことが極端に減った。でも、こうして何か伝えるために書く時、写真は文字にする以上のメッセージ性があるから、どうせ撮るなら他人が見ていいなあと感じられる工夫は凝らしておきたい。とかなんとか、要するタバコもシバーも嗜まないボクが一人酒をする時は、手持ち無沙汰だから撮るわけで。

ブログを始めた頃、人と同じ写真を撮るのは面白く無いから極端に接写したり、ボトルを手にとり遠近法を使って撮ったり。誰でもアレコレ工夫するうちに自分らしく撮れるようになるんですけどね。少し捻ったテキストを添えると、見え方も捉え方も変わる。それを意図するかしないかだけの差。

で、フツウに上から撮るとこんな感じ。

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スマホを天地180度回転させ、レンズを地につけるように撮るとこう。
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とまあ、こうして一人酒の時間つぶしをしています。

バーを訪れる前は、中野で芝居を観ていた。大学時代に劇団員だった同級生と先輩、会社の相棒、そして芝居を終えた女優でもある高校時代の同級生と皆で呑んだ。芝居談義に花が咲き、それぞれが持つ懐かしい想い出を、30年の時を超えて共感しあう不思議さと楽しさ。幸せな空気と時間だなと感じながら、ふとアノ先輩は元気かな?と。そんな話題になった時「この歌を聴くとソノ先輩を思い出すんだよね」とカメラマンの友。

銀座で会社を経営していて、ボクも手伝ったこともあり、でもその後会社を追われた、ある種の天才肌だった先輩。支払いが滞りがちで、4つも先輩だったけど厳しく催促したことが何度かあった。でもカメラマンの友は半年も1年も、自発的に支払われるまで待った。ボクは会社で彼がフリーランスだからではなく「情」。友情か、愛情か。いつ自分たちも同じ状況になるかもわからない、でも、その立場になった時に、嘘でもいいから元気なフリができるのかと、この曲を聴いて思った。『永遠の嘘をついてくれ』。

アヒルのように、涼しい顔をしていても水面下は必死に水を掻くように、誰しも共有し難い諸事情を抱えているもの。もしかして…と感じたとしても、ツッコまない。無理しているなあ…が見え見えでも、それを口にしない。そんな友情や愛情を持てたり感じられるセンスが、残念ながらボクには乏しかったんだなあ。だから、少しずつ磨いていこうかと思った夜。柄でもないけど、とまれ、Live for todayだ。



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# by t-jack2121 | 2014-05-17 12:49 | 外で呑む。 | Comments(0)

20140512 築地「UOKAME」


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馴染みのイタリアンに勤務していた知人と偶然再会、訊けば築地の飲食店で働いているそうな。これもご縁だから一度機会があれば〜〜と言って数ヶ月。たとえ徒歩10分圏内の場所であっても、ラストオーダー&閉店の時間から逆算するとナカナカ機会がなく。で、昨晩やっと時間がとれたので901本勝負で初訪問してきました。

「築地仲卸の直営」と文字にすると、どんな美味しいものがあるのだろうと思います?よね。築地の地名が出た時点で無条件に安心したり期待する地方の方々も多いと聞きます。確かに佳い店も多いのですが、そうでない店が存在しているのも事実。市場の街である以上に、観光地化した築地ですから玉石混淆も致し方なし。あとは丹念に地元の情報を集めお店からの信頼を勝ち取るしかうまいもんへの近道はナシ。

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てなことで、その知人が働く「UOKAME」さんもご多分に漏れず仲卸の直営。シェフは20代半ばながらフランス修業の経験もある方なので、品書きの7割ほどは洋モノが並びます。仲卸らしく魚介の刺身や塩焼きもあり、日本酒も5種類ほど。この夜は麓井純米大吟醸、八海山吟醸、神亀純米の3種、一合九八〇円の価格は安くはないですね。

まずは〆鯖とイワシの単品から。鮮度も味もまずまず、ただ〆鯖が同じ砕き氷の上に盛りつけるのは(〆てるのだから)個人的には好まず。ちょっと薄い切り身も、身と酢の具合やバランス次第でしょうが厚めがいい。その辺り若いし、フレンチ出身だし、盛り付けモロモロこれからですね。酒器は徐々に流行りを見せているチタニウム製、和らぎ水のグラスも同じ。唇への当たりが佳かったので最後までこれで通すことに。

主菜は鮑のポワレ肝ソース、添えられた青い野菜はアスパラソバージュ。ああソバージュヘアのね、とホールの知人に伝えるとシェフは髪型としてのソレを知らなかったみたい。サスガ88年生まれ、というべきでしょうか。つか、ボクもソバージュ=野性的な、という意味を初めて知りました。小ぶりながら鮑が4個、肝ソースに神亀が合います。いつもは魚介をいただける機会が少ないので有難いのに、こうして魚介ばかりだと肉が恋しくなるのは一皿の量感の違いかなあ…とか、つらつら考えてしまいます。

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〆には評判の生うにのスパゲッティ。話のネタにと注文しましたが、小箱ひとつ分たっぷり使ったと想われる量感の2,500円。もちろん連れとシェアしますが、すし屋でいただくウニの1年分以上を喰った気がします。そう思うと安い。店としてはまだ拙さが残る印象だが、隅田川沿いや勝鬨橋に近い優良企業にお勤めの方々が常連さんに多い様子。東銀座からわざわざ行くには距離があるが、そこをグッと、背中を押されるような品揃えやもてなし感が育ってくれば佳き店になるのでしょう。

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仲卸直営として生き残るためには、仕入れ以上に磨きこんだ武器も必須です。お値段以上と感じる評価点は人それぞれ、ただそれも難しいようで意外と分かりやすい点だったりもします。繁盛する店には、どんな店にしたいのか訊かずともわかるような覇気やうねりがあるもの。シェフも他所でたくさん浴びるうち、後にそれが自分たち次第なんだなーとわかる時がくるのでしょう。それにしても若いっていいなあ。馴染みになって、いっちょ説教こいたろかィ。


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# by t-jack2121 | 2014-05-13 18:07 | 外で呑む。 | Comments(0)
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Facebookにシゴト絡みのことを書くとビミョーに取引先が反応する。そうでなくても「いつも呑んでばかりですね」と言われちゃうんですよ、マジで。呑むことすなわち、食の一部であり人生を楽しむためのもの。いや〜滅相もないっすよ…じゃなくて「呑んで何が悪い?しかも零時過ぎやぞ」と開き直るしかないんですけど、そういうのもイチイチ面倒になって。だからテキトーが一番なわけで。

 

昔は一日数百人のアクセスがあったこのブログも今や地に堕ちたかのごとく低空飛行、昔から知る人しか見てないと思います。だから、こっちこそテキトーに〜とやっていると、時に実姉から「カラダは大丈夫か?」とか。…読んでるし。更には、齢五十半ばにして初のインターネット端末を入手した高知の実兄から「友だちに教えてもらったが、ブログやってるの見たぞ」とか。…見てるし。ん、兄貴もだが、その友だちってどうやって調べたのよ?? いやー、悪いことできねーな。ま、嫌なら書かなきゃいいんだけど、読む人が一人でもいると書きたくなるもの。日記かつ備忘録、テキトーでいいでしょ。

 

高知といえば先日、宿毛市で海産会社を営む郷里の先輩から「ちりめんが穫れたけど、しっかり乾燥系しっとり系どちらが好み?」と訊かれたので迷わず後者とお伝えしたところ、GW前にいい出来上がりだとの報せが。今年の漁は4月下旬頃と遅かったのですが、出来立ての美味しさは時期外れの解凍モノでは味わえない、真に海の味がする逸品。なので、お世話になっているアノ人コノ人を思い出してお買い上げ。本日メデタく当事務所に着弾したので、同じ宿毛産の直七という柑橘果汁を添えて写真をとり、FacebookでハマダさんをPR。昼メシにいただきましたが、いやマジでおいしい、佳き出来映えでございます。

 

実家のあった場所の隣がちりめん工場だったこともあり、ちりめんじゃこは食卓に欠かせないモノという思いがあります。漁のある時期はよく天日干しをしていて、小学校の登下校時にソレをつまみ食いしたり小さなエビやカニを見つけて遊んでは怒られたり。同級生のお父さんがそこで働いていたし、諸先輩方の教えもあったし、悪行は卒業まで止まることはありませんでした。そんな四十年前のキヲクをも思い出させる、郷里の海の味。田舎があるってイイよなあと、こういう時に想わずしていつ想うのだ。浜田海産バンザイ! 以上、PRタイム終了。

「浜田海産」


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# by t-jack2121 | 2014-05-09 21:10 | 外で呑む。 | Comments(0)
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歌舞伎座のスグ脇、久しく訪れていない人気のビストロが入居する古いビルの2F。前は沖縄料理の店だったけど、入れ替わりでオープンさせて1年ちょっとらしい「居酒屋わのわ」。店名ショルダーには、鮮魚 地鶏 良い野菜と書いてあります。試しに入店すると居抜き感ありあり、25席程度に4人のスタッフ(多い!)。お通しは野菜を使った3種盛りで、これは好印象でした。

 

自然栽培米を使った酒、一般ウケとは異なるレアな酒など、アレコレ40種類以上を持つらしく、どこかで修行した方かと訊けば脱サラ組らしい店主。料理はそこそこ可も否もないけれど、価格がお手頃ゆえ深夜短時間メシには助かります。つか、それ以上に酒の品揃えが嬉しい。思い切って訪れて正解でした。

出だしは福岡、白糸酒造「田中六五」。県産山田錦六五精米の純米酒。ハネ木搾りという手作業の上槽法らしく、総重量1トン以上の石を釣り上げるそう。蔵の姿勢が伝わるような真っ直ぐな佳き純米。

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山陰の銘酒「日置桜」も痛快でした。酒としての素性はもちろん、裏書きの文章、適温が熱燗ぬる燗を推奨するなど独自性バリバリ。強力を使う酒は少なく、しかもこの蔵は内田さんが作る米(Ver.内田米)と杜氏の前田さんが作る米(Ver.前田米)の2つがあるそうだが、低精白のごっつい感はやはり燗にしてこそ楽しめるもの。とまあ、日本酒好きにはたまらん店が近所に見つかったことが大きな収穫でございました。たまの土曜には落語会や蔵元会もやるそう。
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# by t-jack2121 | 2014-05-09 11:32 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121