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20130821 中高年の実感値

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週に5度の外食をするとして、一年でのべ260店、ハシゴ軒数を入れるとゆうに300店を超えます。10年続けると3000店、一回あたり3,500円として1千万円超の散財(驚愕)。酒にしても、一升瓶換算で何百本呑んだことか(冷汗)。このカラダとアタマに蓄えられた無形の資産?を、如何に世のため人のために役立てるか…と残りの人生をふと思ふのは、秋が近いせいでしょうか。


先日バーで、二十代の頃に高嶺の花と憧れたジャックダニエルを呑んだ時、ふと、当時の思ひ出が蘇りました。80年代後半のあの頃、ボクは酒に、客に、店主に「憧れ」を感じていたように思います。同世代の方はみな共感できるんじゃないかなあ。人間的にも経済的にも不相応ながら、ジャズをかじりバーボンを呷りまくったのは、常連の末席のその先でよいから、一目を置かれる存在になりたかったから。ボク自身が渇望していたからだけど、今もハッキリ記憶しています。店の名も、主の横顔も、座った席からの風景も。でもそれは、下心があったせいでしょうか。


このところ、心地良い、楽しい、おいしいの満足感が、少しずつオヤジ化しているなあと感じています。50代まぢかの実感、とでも申しましょうか。そう思うと、結局は通いたい店って、その実感値を想像・共有してくれる店かな…と理解しています。何かの本に書いていましたが、ボクら以上の年代って、腹ではなくて脳の満足を求める世代だそう。酒の種類が豊富でウデの良いシェフがいるだけではダメで、こんな客に対しどう攻めてくるのか…を無意識に期待している。そういやカウンターを好む客には(自身を含む話し好きの)オヤジが多い気が。とはいえ、お店側からすると決して面倒ではなく、佳き客ではないでしょうか。


昔は店が客を選び、かつ他店との住み分けが自然とできていましたが、その目で見ると、現代の企業も個人も、新業態だ〜トレンドだ〜と、儲けのハコづくりに奮闘する姿が滑稽に見えなくもなく、三州屋みたく気づいたらウン十年やってましたわ〜みたいな店に共感を覚えたり。十年後、老舗と呼ばれるほどの店が、どれだけ残っているのでしょう。若い世代の方々は、どのような経験を経て、将来を実感するのでしょう。特別なナニカを企てるのでなく、いつもの普段を少しずつ積み重ね、供する側と供される側が育てあうなかで築かれてほしいなあと、ボクは思ふのですが、いかがでしょうか。


最近、馴染みの店で「中高年向けでね」と、意識して伝えるようにしています。量感や切り方、添える野菜など、すこし工夫してくれるかなぁというリクエスト。ボリューム感やまるごと感を喜ぶ客ばかりじゃないよ、というオプションが、ヘンな客にどう喜ばれるのかを実感してほしい。その実感値が増えると、今まで見えなかった客層の嗜好や心理が見えるかもよ〜、なんて、店の成長と還元を下心を持って期待しています。

てなことを「銀座テルミニ」で提案されたイベリコ豚を食べながら思った火曜夜。これで百グラムなら深夜でも許していただけるでしょうか。
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by t-jack2121 | 2013-08-21 11:25 | 外で呑む。 | Comments(0)
年に二度は倒れるくらい仕事をしなきゃ。数年前まで、そう思って嬉々として物量をこなしていました。若かったし、忍耐力もあったし、シゴトもたくさんあった。前職では毎日が千本ノック状態、デザイナーのみならず営業もディレクターも毎日ヘロヘロ。会社にいること自体ストレスで不整脈になったこともあるけど、そのおかげでタフに仕事と向き合える型が備わったので、今は感謝しています。


最近は少し違ってきて、クライアントの若い世代に仕事の流れを教えてさしあげるつもりで、プロセスと質を大事にしようと心がけています。強かに判断できる感性や許容する柔軟性は、自身が思う以上に経年劣化が激しいもの。若い人たちとの交流から今なりのシゴト観を伺い、進捗管理の接し方も研究したり。それにも増して大切なのは、難しいこと抜きに呑むこと。互いの時間を積み重ねあうことって、ボクらにとっては一番大事なことだと思っています。


この一年、まあまあだったと評することができた昨年に比べると、厳しかった12ヶ月だったかもしれません。大切なシゴトが他社へ移行されたり、チーム機能が不全になりかけた案件や、支払いを拒否する取引先に出会ったりもしました。でも、どんな商売だって、無事に大過なく、なんてことあるわけない。むしろ、それを乗り越えた時はミョーな醍醐味さえ感じたりもします。そうやって、図太くズブトクなっていくのかなあ。


そんな自分の会社って、自身のこと以上に守りたいキモチが強くあります。取引先に求められるアレコレや、先の未払い等に対して図太くいられるのも、どうにもならなかった過去など無いとの自負があるからかも。また、これまで生きてきたソレナリの人生と時間のすべてを注ぎ込む覚悟もあるしね。だから会社という人格上では、不満や恨み節など言うのはもってのほか。と、今更ながら、反省を含めて心に刻んでいます。
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決算月だし、もし赤字でも一眼カメラくらい新調するかな〜と悪巧みしてた29日夜、なんと母艦iMacのロジックボードがイカれ4年半の壽命を全うしました。で、新しいマシンを購入することになり。普通なら新マシンにワクワクするでしょうが、シゴト使いだし、モニター内の環境は前と同じだし、感激は薄い。薄いといえば、iMacはとても薄いが。

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9年目を締めくくった夜は、「gigino」で。めでたくもないけど、タイを注文して一杯。
8月1日は10期目のスタート。事業家でもあった亡き祖父の誕生日でもあります。マシンも新調したし、心機一転、おいしく楽しいシゴトを多くのお客様と一緒に創りだせる一年にしたいと思います。乞うご期待&引き続きよろしくお願いいたします!
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by t-jack2121 | 2013-08-01 12:04 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121