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「和らぎ水」を知っている方は、酒呑み。そうです、それは酒を呑む際のいわゆるチェイサー。銀座の和酒バー庫裏では着席するとまず供されますが、積極的な啓蒙をする店はまだまだ少数派。仕込み水や温泉水を有料で販売する店もあるけど、ブリタ程度でいいんです。酒と同量程度の水を呑むと酔いもゆるやかで翌朝スッキリ。酒呑むのに水なんて無粋な、なんて言ってるオッサンが真っ先に泥酔するんだから。意識して摂るよう心がけたいものです。


和らぎ水@日本酒造組合中央会


水の大切さを最初に教えてくれたのは、山の上ホテルのシェヌーという南欧料理レストラン。LO間際に駆け込みワインボトルを1本頼むと、すかさず水が供されました。ワケを訊くと、水を摂る大切さをとくとくと説いてくださったのです。もう10年以上も前の話ですが、そのウエイターさんはとってもステキでした。そこまでお客様のことを想えますか?と、未だに営業トークのネタに使っています。楽しく健やかにお過ごしいただくためのアイディアとして使えたらなあとね。


そうやって昔はお店からイロイロ学んだものです。お店も客に学び、客を育ていたと思います。長く愛してもらうには、懐にやさしい適度なお代と、健やかさを願う愛情。店の基本はそれなのに、新しいお店はなんだか付加価値を売り込むことに必死すぎじゃないのかなあ。こちとら日常メシなんだからさ、と言ってもたぶん、トシをとらなければ分からないかもなあと、昔を懐かしんだりするわけで。


銀座テルミニで深夜のタンパク源を。注文したラムのソースが4種チーズだったが、ヘヴィかも…とシェフが気を利かせてヘルシー仕様のソースで仕立ててくれた。食べる側の状態を視てくれている安心感がとてもありがたい。もちろん、水もデカンタで真っ先に供してくれます、ボクには。せっかくここで健やかに過ごしたのに、二軒目で1本がぶ飲みしちゃって。元も子もないったらありゃしない。結構、そんな日々。

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by t-jack2121 | 2013-01-17 22:31 | 外で呑む。 | Comments(0)

20130111 23BY 東一@酒仙堂

上野のアメ横界隈、客引きのアフリカンから「ニーサン、スシハドウデスカ?」と声をかけられ、なんで名前知ってんのって、なわけないし。かつて、新橋に握りが上手なアフリカンがいる寿司屋があったが、さすがに行く気にならんかった。下北沢で繁盛する広島焼きHIROKIにも十年以上前にコテ使い名人の外国人がいたが、彼はホントに上手かった。とまれ、やっぱスシは日本人の心ですから、雇う方も考えなきゃねー。


そんなカオスな上野でタイヤキを売る知人。正攻法じゃ無理と、四季折々さまざまな演出で通年にわたり繁昌しています。それは、五感のいずれかに刺さるあらゆる策の総動員。ボクも今回のシゴトで物販的思考を勉強中です。我々も1〜2回の制作では答えなんて出ないもの。その意味で、別でお手伝いしているジェラート店もその視座が必要だと感じています。Italy語よりカタカナ、みたいな。

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小さな店は、企業の大箱店にはマネできない接近戦が得意。街に必要とされる店…と書くのは簡単だが、実際はとても難しいです。街をどう理解するかで自ずと結果は違うわけで、だからこそ毎日の小さな改善が必須なわけで。そういう視点で街を見流すと、改善を止めた企業店の多いこと。5坪しかない店が堂々と丸椅子を広げ80席を作っているド根性だって、法規は置いといて、スゴイなあと感心しますし。


とまれ、販促的仕掛けもあろうが肝心なのは「情」。一度始めたら止まれない飲食稼業。どうせなら街の同士と、包み込むような街の連帯感を生み出せたらいいね。金曜夜は大統領で千ベロ呑み、帰りは家族の土産にタイヤキを買う〜みたいに。実際、金曜夜の売上は大きいそうです。なんだか、街がでっかい組織みたいで面白い。

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深夜、閉店間際のバーに行くとカウンターに清酒が2本。正月仕様の名残か、おでん鍋もあったので大七の生もと純米を燗で呑む。ソーダ割りを挟んで〆の一杯も東一23BY純吟、隠し酒のこれはゴチ。ところで、ボクは去年今年が天中殺らしい。そんなに悪くないよーって、良い悪いではなく、新しき企ては人と共に、自らは慎みを保って…か。とりあえず、酒場で〆蕎麦の笊に顔を埋めネタにされぬよう誓う1が3つ揃った夜。
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by t-jack2121 | 2013-01-12 12:47 | 外で呑む。 | Comments(0)
コドモのころ、おせち料理はたいてい晦日の晩あたりから作り始めていた。煮豆など乾物の浸水や数の子の塩抜きとか、時間を要するものから順次はじめ大晦日の午後はずっと作りっぱなし。親戚を始め来客も多く、結構な量を作っていたキヲクがある。夜になっても男どもは手伝わず、寝転がって紅白を観る傍らで作り続ける母と姉。ようやく一段落を迎えるのは除夜の鐘が終わる頃・・・我が家の昭和の正月準備。


元旦の朝は、家族全員がめいめいに整えられた膳の前に正座し、新年にあたってのひと言を父から授かったのち屠蘇をいただくことで始まります。その後、父と兄は麻雀にでかけ2日ほど戻らない有り様・・・でどこにも出かけられないから結局3日近く同じものを食べるわけで、本当に飽きてしまうのだ。とまれ、毎年よくもまあーと思うほどに一所懸命に作り続けていたおふくろさん、当時はホントごくろうなことで。


自立して実家を離れた今も、正月を迎える際は必ず1〜2品は母を真似てつくります。食材や調理法の意味がわからなくても、とにかくそれがないと正月気分にならないから。今年も実姉宅におじゃますると、彼女が整えたおせちに当時を思わせる風情がチラホラと垣間見える内容。母へはちょっと贅沢なおせちを毎年送っているが、そのぶんコドモたちは彼女を思い素朴でミニマムにシンクロ気分。これでちょうどよい。

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一所懸命に作ってくれた料理を、少しずつ取り崩すようにいただく。不足や不満を言うことなく、食と酒に心から感謝し、神と仏にありったけの願いを込める。そして普段の日常で、好きな時間に好きな人と好きな酒を楽しめることに感謝し、今年こそ人に対し謙虚でやさしくあろうと誓う。失ったものも多いけど、気楽な生き方を選んだ自分に対する戒めからもイロイロと物想うこと多い正月。ま、それもヨシとし。


今さら自身の器を大きくすることはできないけど、しっかりと器を磨き、そのサイズに見合う精一杯のサーヴィス精神を発揮して、目の前の人とシゴトを大切にしますと誓った昨日の初詣@神田明神。「俯瞰、率先、慎み」。今年はナニゴトにもこの視点で。人生まだまだヒヨッコ世代、若い世代とのコラボや昭和世代からの伝承も含め、ハゲる前にやること盛りだくさんな一年になりそうな予感。


どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。
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by t-jack2121 | 2013-01-05 10:17 | ほんとに雑記。 | Comments(2)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121