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仕入先の一社に困った営業担当がいます。何が困るか一言で言えば、シゴトにサービス精神が足りなさすぎ。注文や念押し確認のメールに対する返信もなく、時にはソレを全く読んでもおらず、とにかくレスポンスが悪い。また、納品伝票を月末一括に出したり、特急依頼には嫌味混じりの物言いをしたり、オンデマンドが売りの会社にしちゃイチイチ鈍い。

ウチは零細だからナメられているのかもしれないぞ、なんて社内でも話すくらい。イヤなことは妥協しない主義ですが、前担当者への義理もあったので、とりあえず3ヶ月はシゴトぶりを見ようと我慢。そして来週半ば、ついに3ヶ月が終わるので、いよいよボクの出番かな。さて、どないしましょ。


取引先のMTGで他愛のない会話から企画が生まれることがあります。ソレはアノ人なら解決してくれますよと、各自のネットワークから最善策を提案する。でも中には、同業に自分たちのネットワークを一切開示したくない、という人もいます。それも自由だし結構なことですが、「顧客の価値観を変えるシゴト観」を磨かないと飽きられてしまう、とボクは思います。お客は自分たち以上に勉強しているのが当たり前なんだから。

制作を中心とした職種は、会社の看板や規模はあるかもしれないけど、個人のシゴト観にも魅せられるものがないとメリットは感じてもらえません。御用聞き型か、改善提案型か、コネクト型か、そんな基本スタイルに自分らしさが見えることも重要です。新卒時、まだ価値のない自分を「捨て石」と称した私は宴会担当が専ら。それでも役員の目に止まったのは、記憶に刺さる特異さがあったからだとプチ自負してみたり。


といいつつ自分も反省すべきこと多々。先日、某大手メーカーが運営する施設でMTGした際のこと。ランチ営業はナシですか?と話を振ったら「8時間労働を超えるので組合が許さないし残業費も嵩むからあり得ませんっ」と返答され、思わず「ほんっとに幸せな御会社ですね〜」と言うてしもうた。すると本部の人にイヤ〜な顔されてその後は目も合わされず。呼ばれた立場を考えなさいよ〜な空気にしちゃった。

とまれ、耳心地のよい会話をするだけでは課題も先送りだし、稼ぐのは誰あろう現場が担うこと。そこに目を向け考えないとね。不振を極めた飲食店から「折込チラシを作りたい」と言われ、「B4ですかA3ですか?」なんて話から始めてちゃダメなのと同じ。「いまチラシを打つ場合ですか?」と突っ込むことがオトナのシゴトであり、セールスパーソンのやるべき本来のサービスだと思うのです。


こないだ銀座テルミニに行ったら、カウンター周りが秋らしくなっていました。手作り感たっぷりでスタッフの思いに溢れておりナイス。個人店に伺うと、自分たちのシゴト観を見なおしたり修正できたり、勉強になります。でも、置いてある貼ってあるだけじゃもったいなくない?の感じもあったので、飲食後にスタッフと少し話しました。

「攻める」と言うと身構えがちだけど、せっかく食べて呑んでほしいアイテムを揃えたのだから、もう少しプッシュしても良いかなと。店の狭さを活かした接客ポイントづくりなど、売る方法はまだまだあるはずです。それが店のやり方に合うか否かは別として、いろんな違和感を試しながら新しい手法を探るのはどのビジネスでも同じかもしれないし。型を破っては作りなおす、あーボクもか。グラッパ呑んで酔っ払っでお節介と戯言を言うておる場合ではないちや。

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by t-jack2121 | 2012-10-27 11:52 | 外で呑む。 | Comments(0)
先輩の外注デザイナーに高田馬場の「Intro」というジャズ・バーに連れていかれた。そこでドラムを叩いていたのが、その店のオーナーであり近所で「もめん屋」「コットンクラブ」などを経営する茂串氏。彼は、吉祥寺の喫茶・飲食文化の開拓者と言われる故野口伊織氏の薫陶を受けた方で、ボクはその時初めて野口氏の功績を知りました。亡くなってすぐの頃だったから、聞く話にも異様な熱を帯びて明け方まで呑んでいた記憶がある。街を創るチカラが小さな店にはある、そんなふうに飲食店を見たことがなかったし、会社の連中とはそんな話をしたこともなかったから、そんな場所で遊んでいた先輩たちがとっても刺激的で羨ましかった。もう10年前の話。

野口伊織記念館

野口氏と一緒に活動した建築士や彼から独立した飲食店の方々を随分紹介されたが、印象的だったのは、店のコンセプトというか、狙いや経営観が他の飲食店とは違っていたこと。酒と食べ物を売り音楽にもこだわる、そこまでは一緒なんだけど、その街や客の回遊性についてまで話がおよぶのには驚いた。街を知り、街で暮らし、街で過ごす中にある店づくり。わざと敷居を下げつつホンモノを体感していただく、カジュアルダウンは本来、一流を知る者たちしかできない芸当なんだよーと教えられた気がしました。ナゼこんなことを思い出したかと言うと、吉祥寺ハモニカ横丁の再生に貢献した手島氏の記事に触れたから。吉祥寺は●●だよね〜って、ヒトコトでは言えないし、表には見えてこない貢献者たちの素顔。

初公開「吉祥寺・ハモニカキッチンの思想」

街に必要とされるぶんの店をつくる。街に求められるがまま不足したピースを埋めていくと、結果こんなに店ができちゃった。企業的に言えばドミナント戦略と言うだろうが、野口さんも手島さんも、それとは異なるように思います。例えば東銀座。ワイン系はともかく、最近アッパーな和食店や寿司屋は増えましたが、深夜におでんと熱燗で一杯やれる店がない。ちょっと引っ掛けてソッチ行くからさ、みたいな流れができない。飲食店を作ろうとする人も、店はシゴト場であって生活の場ではないから、そういう発想になる人は少ないかもしれない。それに、自分が住む近所には●●があったらな〜の視点は、企業のベンチマーク項目にはないでしょう。町内会にも入らないし、街の清掃にも参加しないし、まずそんなところかもしれませんね。


トシを取り、お話する相手が歳下の経営者や企業幹部というケースが増えてきました。投資、回収、客単価、そういう話ではなく、もっとロマンというか想いというか、今日一日がんばったストレスを解き放して差し上げる店づくり、てな話もしなきゃいけないかなと感じています。会議室ではなく、飲食店のうねるような空気感の中で。またシゴトにしても、違和感バリバリな時も必要だ。決まりきった相手ばかりじゃなく、たまにはコンチクショーと対抗心ムキ出しにさせられるお客さんも現れないと成長しないし。ヨシ、そんな存在になったるか。バーに隣り合わせた客と話しながらそう思った次第。3杯だか、4杯だか、最後のソーダ割りが意図的に強めだったせいかな。

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by t-jack2121 | 2012-10-20 11:07 | 外で呑む。 | Comments(2)
先日、一回り上の先輩から「こすぎ?」と言われた。ボクのアタマ見て言うもんだから、あー、ブラマヨ小杉かと。悔しいですねー、悲しいですねー。二十代はトシちゃんで、三十代はヒロミ・ゴーでおちゃらけた時代から、まさにタワー・オブ・テラー。来たる五十代はより少ない毛量を総銀髪にして小堺一機を目指します。


さて、歴史は夜作られるみたく、シゴトは夜作られることが多かった今週。プライベートで使う店でシゴト内容を訊かれ紹介により繋がったり、食事にお誘いしたついでにデッカイ相談ごとがきたり。夜な夜な徘徊する中で生まれるシゴトは、駆け引きもなく、本当に困っていることが多いもの。だから、まじめに対峙すると消耗も激しく酔いも加速。でもそうはいっても嬉しいものです。一方で先日、知人から異業種交流セミナーの話を振られた。そんな金も暇もない、つか現状を客観視すれば異業種の方にエネルギーを割く余裕などない。ボクたちは、繋がりと絆は広げるよりも深めるスタンスだから、キャパシティ的にも交流の場は深夜の酒場で十分なのです。


ところで、弊社では立ち上げからずっと見守っている友人の店があり、利益が厳しいこともありWebサイトの更新やレポーティングなど全て無償で手伝っています。一流の人たちがプロデュースしても成功しない店は多くあるのだから、意地でも繁盛させるぞと。でも、結局は預かるひとに頼らざるを得ないのが現実で、そこに社長と社員の、熱意と現実のギャップを感じるのです。給料なのか、働き方なのか。雇われない生き方を選ぶと、守るのは社員と顧客の信頼、リスクバリバリ。雇われる生き方を選ぶと、まず守るのは家族と財産、安定も優先。オトコ四〇代、生き方は人それぞれであってよいけれど、理想の接客やサービスを実現できない要因にはそんなこともあるんだと学んでみたり。好きなはずなのにナゼがんばれないの? でも、理由はそんな簡単じゃないよね。


さて、今週の夜もよく呑んだぶん、それなりにシゴトもしたんですよー。
水曜は銀座「gigino」で、外食大手の営業企画部の方と社外秘会談。ヘッドハンティングって結局そのひと個人の人脈と経歴を買うんだよ〜という初の業種コラボな話でしたが、たまたま10年近く携わっている業種の話だったのでガリガリに話し込むうちに呑みすぎて完落ち。どんなふうに関与できるか不透明だが、お手伝いできる可能性もあるので楽しみではある。

木曜は某製麺会社の投資優先順位の相談。第三者が当事者ヌキの裏側で話すことでもないのですが、讃岐うどんのアノ店コノ店に関わること。一族の経営陣と折衝すべく、構想というか台本というか、核心の拾い出しのお手伝い。これは仲間たちによるボランティアですが、時間的かつ精神的な負担がソロソロ限界に近いぞよ、と感じているボク。MTGの毒を八丁堀「茂助」で中和呑み。

金曜は「よよぎあん」、店主に紹介された某社隠れ倶楽部の女将と事業拡大の相談。とても興味のあるお話ですが、なんといっても親会社は日本を代表するメーカーゆえ零細のウチじゃ信用に足らんと思うのだが。とまれ企画自体はお手頃サイズ、お相手もウチを興味持ってくれたようなのでチーム力で何とかすっか。その前に例の秘密倶楽部に行きたいけど、この女将さん、よよぎあんに一升瓶ウイスキーをキープしててスゴっ。

のち「酒仙堂」に顔を出すと25時で満席立ち呑み。そこに銀座カレー王を発見、そろそろアレどうですか〜てなご相談もありつつスカイボールとシャンパンの2杯のみ。気づけば26時、今日はあんまり食べてなかったのでコンビニでカップヌードルライトのチリトマトを購入、深夜に完食198 kcal。皆さん今週もおつかれさまでした。
よく働いてよく食べてよく呑んでが渾然一体だけど、それがボクにとって十分すぎる幸せ。

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by t-jack2121 | 2012-10-13 14:32 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121