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独立して自分の店を持つ。その夢を結果的に叶えるのは「出せたらいいな」ではなく「出す」つもりで準備してきた人たち。預貯金もしっかり、日頃の仕事を自分が主だったら…の頭で経験を積み、強かで負けん気も強く、一番でないと気が済まない人たち。市場規模がシュリンク気味の外食業界では独立よりも安定雇用志向の人が増えているそうですが、儲けたろ野心に溢れた人であれ、生き方働き方にこだわる人であれ、独立する人の心にある芯は普通の人とはマッタク異なります。


月曜、取引先の幹部だった方が退社後、結婚して自らの店を持ったとの報せをもらい初めて伺いました。彼は冒頭のギラギラタイプとは異なる思いやりあふれるキャラ、居心地のよい空気感の店で以前の職場で社長の意向に添っていた頃とは大違い。本当にやりたかったことは、こういうことだったんだな〜と嬉しかった。でも、軌道に乗りつつある今でも、前職の社長には店を出したことを内緒にしてほしいんだとか。なんとなく、わかるような気がします。辞める理由とは異なる形で店を出した、事後報告の後ろめたさだけではない、そもそもの関係性に生じた仕方のない拗れ。


どんな生き方にも正解はないけれど、自分らしくあるために働くことは皆同じです。彼と前職の社長との間には、働き方=生き方やお客との関わり方に相容れないことが生じてしまったのかもしれません。同志なんだけど、目の前のお客よりも会社の都合を優先しなきゃいけない事実、そんな心の葛藤の日々。私自身、心底味わいましたっけ。そんなこんなも、独立すると自分の収入のためなら寝ないで働けるもの。その当たり前は、社員の時にはナカナカ発揮してくれないものでもあります。ならば社長はどう働くべきか。なーんて話、城を持ってはじめて話しあえるのかもね。


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by t-jack2121 | 2012-07-24 22:02 | 飲食店雑記。 | Comments(0)
「ここ良さそうな店ですねぇ」。そこは同行のカメラマンが、宿までの道中で目にとまった居酒屋。近隣の店に比べ賑わい方もよく、確かに旨そうな空気がファサードに漂う。この辺じゃ間違いないなと即判断し入店、ほどなく彼のカンの冴えに感謝した次第。魚介の品揃え抜群の居酒屋、酒の品揃えには、よよぎあんの実家の寒立馬もあった。


カウンターの角を挟み一人座る男性客に、つい声をかけてしまった。超がつく常連さん。寡黙な方かとおもいきや、連れの氏と同郷の大阪出身と判明するや、突如関西弁がトップギアに入りすぐ仲良くなった。まあいつものことではあるが、西の出身はラテン系、ノリつっこみが満載で話し好き、チト面倒になることもあるけど。


その隣客、飽食が祟って通常のビールは呑めない体になったそう。なのに、ジョッキでぐびぐびやってる。訊けばプリン体カットの発泡酒に麦酒の泡だけトッピングした特別な「いつものやつ」なのだと店主。そのおかげで外食続きでも血液状態はかなり改善されたそう。立役者は居酒屋の主、つか個々への思いやりが素晴らしい。


会計直前、健康なんだからプリンアラモードでも食べていけば?と隣客。魚介居酒屋で〆のデザートかと思うもさにあらず。プリン体たっぷりの魚卵や内臓系の盛り合わせのこと。からかわれちゃったけど、もっと話したかったのかな。翌日が早かったのでスパッと終えたけど、こんな醍醐味を味わえるのも旅先ならでは。


席を立つ前に店主から冷えたスモモをいただいた。スッぱくて、懐かしくて、夏の訪れを感じたひとかじり。この店のおかげで、海老名の印象がぐっと良くなった。そして、誰かに教えたくなった。いち客として味わうこんな体験を、得意先や友人の店に少しお裾分けしてあげたい気分にもなった。やっぱ飲食店は、ステキなシゴトです。
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by t-jack2121 | 2012-07-06 12:16 | 外で呑む。 | Comments(2)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121