2012年 03月 15日 ( 1 )

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先日、プロントの道路に面したカウンター席でイチャつくバカップルに遭遇しました。ボクの席から約百五十センチ先、否が応でも視界領域に入ってしまいキモチ悪いのこれが。必ずしも美男美女でないところがミソで、誰が見てもウツクシクない。馴染みのワイン酒場でも淫靡な世界を繰り広げる輩をよく見かけるし、銀座も最近ヒドイね。健全なメシ屋と呑み屋の、その空間だけが場末のスナックと化す?


酩酊状態で迷惑をかけまくっているボクでも公序良俗に反するようなことはしないぞ、なんて。とまれ飲食店内におけるモロモロのマナーに関して、結局は家庭内の躾に因る処が多いとは思うが、イマドキの若い人って、大人になってから先輩や店から教育的指導を受ける機会が極端に少ないんだと思います。ネットで繋がる友だちや知識が豊富なだけでは、人情の機微はわからないんだよね、これが。


水曜、人生二度目の渋谷鳥重。最大十一人をスシ詰めにして齢六十過ぎのお母さんひとりで仕切る店。極上の味わいを奇跡の価格で楽しませていただけるのと引き換えに、この店には様々なルールが存在します。まあルールといっても一度訪れて座って体感すれば、普通の人にとっては当たり前のこと。旨いものにありつくためには客の側も多少の努力と犠牲を払うものだと思うのですが、いかが。


カウンター下には初心者向けに書かれた指南書が。見ると昭和六十三年に作られたもの、当時も無粋な客が多かったのでしょうが、それは今も同じ。狭い空間では同席者全員が同じ話題を共有するので、会話の内容にも気をつけないと何気ない辛口のツッコミがお母さんから飛んでくる。そういうやりとりを見て、我々客の側は知らず知らずのうちに教育されているんだなあ、こうして大人になるんだなあと。


旨い酒と肴、うまい時間。人生をより楽しく過ごすため飲食店の存在は欠かせませんが、一方で、今日を振り返り明日に活かす学びを得ることも多々。店主のことをマスター(導き役)と言われる意味がわかるか?、と若い頃に教わったことがありますが、マスターあっての店の空気感を守るのは客の努めかもしれません。佳き思いをするためには、多少の努力と犠牲を払うことも必要かと思いますが、いかが。
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by t-jack2121 | 2012-03-15 11:16 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121