20131114 中野駅南口 「ワイン蔵 BANKAN」

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カウンターに座れば、まず小麦酒を注文。お通しが供され、料理を選び、佳き酒を訊く。その初動を察知し、すっと目が合ったりすると、今日はいけそうだな〜とワクワク気分になります。それが、目の前の料理長ならモアベター。カウンターって、楽しんでもらおうオーラの有無がよくわかる場所に思います。せっかく仕入れて仕込んだ料理を、食べずに帰ってもらうわけにはいかない。「ご来店感謝の氣」とでも申しましょうか、お店全体に漂う包み込むような歓待オーラって、ある店には在るのです。

カウンターの立ち上がりって、厨房から見るとホールとの境界線。見られているという意識がないと、防御壁内的安心感なのか、たまに仕事と関係のない話をしている光景を見ることがあります。昔はしゃがみこんでタバコを吸う輩もいたなぁ。レイアウトがクローズドキッチンなら、接客はホール担当に任せ喋らなくてもいいし、そもそも見えないから何やってんのかもわからない。でも、わざわざカウンターを設えて客をお迎えするなら、それなりに演じてほしいもの。できなければ日々練習。恥かいて、冷や汗かいて、毎日練習するしかないと思います。


一年ぶりの中野駅南口、レンガ坂あたりは小粒の店がイロイロと増えていました。使い勝手の良さげな和洋のバルがいくつか並ぶも、わりと繁閑がハッキリしていた。そんなエリアの一本裏手路地に一軒家の店を見つけました。「ワイン蔵 BANKAN」、日本ワインをメインにした小料理屋風の店。造りは和のテイスト満載、古民家再生というほどではないが、ちろりでホットワインを供するなど楽しませる工夫はアリそうです。1-2階併せて約11坪20席、店主、料理長、アルバイトの3名で。

ここはオープン半年ほど。初めて客のボクらですが、カウンターに座った目の前の料理長はコチラへの関心が薄いな〜と、彼のレスから感じました。洋風おでんがあって、さっと通していただくハマグリが目の前にあって、「いいなあ」とつぶやいても、彼と視線が合わない。仕方なく階段際で待機する店長に声をかけ、テキトーに頼んでやりすごしていると「そろそろ今のは飽きたから、季節メニューでも作ろうか?」、なんて料理長とバイトの会話が丸聞こえ。ヤレヤレ、おでんは秋冬に投入したんでしょ、こっちオススメしてくれないのかねぇ。なんて頃合いに遅れて2名が参加、彼らを引き連れて二階テーブル席へお引っ越し。

二階では店長がサーヴしてくれたおかげで、何とか場の持ち直しに成功。「出汁感のある赤ワインがおでんにオススメですよ」って、トルボーのチョイスが良かった。彼には自身が摘んだ葡萄で醸造したヌーヴォーも紹介していただき、日本ワインへの愛情もたっぷりだなあと感心しつつ、モッタイナイなあと。このままでは使い勝手が微妙なままであるぞよと。店長と料理長、仲良しを超えて、より高いレベルで切磋琢磨しあえばイイ店になると思うんだけど、いまンとこ近所にあったらデコピンものですな、シェフは。(笑)
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by t-jack2121 | 2013-11-15 09:05 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121