20130220 「シェフくん、お菓子ちょうだい!」。

b0166747_11291772.jpg
母親に手を引かれた幼稚園児が店を訪れイキナリ、五十路半ばのオヤジに何てこと言うんじゃ。ん?、だがお約束どおりみたい。シェフは子のために、キレイにラッピングしたラスクを手渡す図。「いつもすみませーん」と、母親は惣菜をいくつか買い求め落着す。なるほどー、戦略的互換関係ではないにしても嬉しそうな笑顔の応酬は、かつてはどこの商店街でも見られた佳き光景。


本郷にある「Epi厨庵(えぴきゅりあん)」は5坪程の小さな欧風惣菜店。店内調理が許可されておらず、近くの自宅を改装した厨房で作る料理を毎朝運び販売しています。銀座泰明小学校の近くで「ぎんまる」という居酒屋を経営していたご夫妻が、ご実家の近くに店を構えて今年で3年目。こちらのママとは閉店後に呑んだり喧嘩したりした腐れ縁で、現在もオトモダチ価格で仕事をお手伝いする仲。困ったフリをされると弱いす。


無添加手作りの姿勢が徐々に評価され、小さな子を持つ若い親たちの間でも口コミとなり、ホームパーティのオードブル等も注文が増えたそう。そのキッカケが、シェフくんと呼ぶ子の親御さん。彼女の紹介で、子が通う幼稚園の卒業父兄会で50人前のケータリングも受注したそう。この日チラシ制作のついでに酒の仕入れも相談されたり。売上にして20万円ですよ。無償とはいえ、子供のいないご夫妻が小さな笑顔を見たいがために一所懸命つくったラスクがつないだ地元のご縁。むふ、戦略の成果かナ。

こう書くとウツクシイ話に聞こえますが、所詮ガキ。「シェフくん」だなんて、どのクチが言ってるのかなーと裏に呼んでホッペをつねってやろうかと思いましたが。いやいや、カワイイお客様ですもんねー。


今は節句や彼岸に向けた春のばら寿司の予約受付中。何でも売るんだねって、昨日も談笑中に1つ予約受注。近所にはママさんが小さい頃から世話になっている肉屋や酒屋があるので、この土地に馴染みの薄いお客さんの相談にも対応できるほっとステーションみたいな存在。一年を通し、日常生活の中には売れる(客の側は買うための)機会と理由がいくつもあります。対面販売って奥が深いなあと改めて勉強になりました。

自家製チョコバナナチップ280円、これ売り物だからね〜とガキの要求をやんわり拒否するママ。親もちゃんとせいって。なんてオトナのボクが土産にいただいたりして。
[PR]
by t-jack2121 | 2013-02-21 11:38 | ほんとに雑記。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121