ボクだって、相当にシャイでしたもん。

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日本酒が呑みたくて21時過ぎに知人の店を訪れたら客はボクらだけ。仄暗い照明ゆえ入りにくいのかと思ったが、違う。電気じゃなくて元気がない。活気まで節約してどうすんの。そしたら酒肴も予想通りで、アレはないコレは切れたの貧すりゃ鈍すサイクル。部長が店にいたのに隠れて挨拶が遅い、面倒なのかい。この道30年のベテラン調理長にしても、スタッフの自発的空気感向上意欲の無さに慣れ切ってしまってる。ラクなことが続くとね、給料は下がるんですよ〜。いい加減、自分ごとにしましょうね〜。


さてどうしたもんかと翌日、京橋「とり安」。カウンターで愛想のない若き焼き手の前に座ったが、見てて面白かったです。焼いたソレがボクのだとわかってるのに、カウンター◯番さん上がりですと、中途半端な声量でホールに伝える始末。お待たせしました!と目の前のボクに渡せば済むのにそれができない。ここにもいたか、やる気のないヤツが〜

と一瞬思ったが、よくよく見ていると懸命にシゴトをこなしている。手際も悪くない。次第にわかった、要するに極度のシャイなんだ。声量がないのではなく恥ずかしいんだ、きっと。それに一所懸命焼いたのにさっさ食べず、酔っておしゃべりばっかりの常連が多いから面白くないのかもね。でも、片付けとか一つひとつの所作が粗いよ。キブンが顔に出てるよ。で、そのたびボクは彼に睨みの目線をやるわけで。


さてよく呑み喰いして帰り際、マスターより先にシャイ氏にご馳走さんと伝えると彼は即座に反応した。食事中に意図した、見てるよ、ちゃんと食べているよ〜って波動が少しは伝わったかな。そんな緊張感を少しでも彼に届けたかったのです。喋るのが苦手なのはわかる。ボクも私立中学に行った頃と上京したばかりの頃、恥ずかしがり屋で積極性に欠けて友達が少なかった。それでもオトナになり、自分が心地良い領域に居続けては成長できないことも知るわけで。自分からすすんで声をだす、接する、ナマの声を聞く。その一瞬の勇気が人間力をグンとアップさせることをどんどん実感してほしいです。次は目の前でボクに届けてくれるかな〜。つか、ボクのこと覚えてないだろな〜。
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by t-jack2121 | 2012-08-09 20:38 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121