20120411 ひとりで営む飲食店@新橋「なじみ亭」

「さくら、早く終わんないかな」。二度目の訪問、韓国料理店のオモニが呟いたのは本心ではないにしても本音かも。火曜が桜の見頃も最後、翌日は強風と雨との予報もあって客の入りが鈍かったそうだが、両脇の2店はラーメン居酒屋風のせいかハシゴ客で賑わっている。新橋オヤジは若い女子や気安いオヤジのいる店でホッピーや焼酎を呑んで〆に汁麺がスタンダードだもんなあ。オモニの店だけが閑としているのは風除シートを開けていたせい?


この店は以前、近所にもう一店あったそう。だが、オモニがいてこその店だから彼女目当てのお客が増えるほど、彼女がいない方の店は大変になるので集中できるようにしたんだとか。異国の地で、女性ひとりで奮闘する姿に共感し「オンニ」と呼ぶ女性客も多いそう。その一方で、店が発する色彩や名物料理の訴求が乏しいせいか、男性の固定客は少ないみたい。確かに紹介でなければ、初見では活気の面でも入りづらいかもなあ。


でも、お通しや大皿に盛られてチンする料理にも、家庭料理の温かさがあります。この感じに、前々職時代の二十代、食堂代わりに使っていた居酒屋のお母さんを思い出した。未亡人だから大変だろうと後輩を大勢連れていったり、後片付けや皿洗いを手伝ってあげたら、個人的にも色々と面倒を見てくれた。当時圧巻だったのは、結婚相手を紹介した時にダメ出しされたことかなあ。その後、言われた通りの結果と相成り。かなり余談ですが。


最後だから大盛りね〜とか、会計の端数は酔っぱらいから取っとくから〜とか、コミュニケーションも上手。異国の地で料理を作りお客を満たすことを生業とする彼女からは、商売柄としての目だけでなく、決意や覚悟を思うだけでも学びが多いです。訊けば、韓国では雨が降ると飲食店は賑わうのだとか。桜散る雨を境に、千客万来となればよいね。来週末に宴会予約もしたし、店の見られ方改善を少し提案してみようかな。もちろん、客として。
b0166747_10164528.jpg

[PR]
by t-jack2121 | 2012-04-11 10:37 | 外で呑む。 | Comments(0)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121