三方良しの関係。

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正月に話題となったクーポン系サイト。即座に飛びついた大手や新興の外食企業の利用に一服感が見え始める一方、個人店でも、利用した飲食店からの契約解除や問題提起が増えています。特に先行大手のグルーポン、大量採用による過度の営業攻勢の反動なのかも。


一度体験した私も、そのシステム(法外な手数料と制限枚数)と質(媒体側の提案力)に疑問を感じてはいました。何と比較してなのかはさておき、有効な販促手段として選んだ飲食店側の責任もあろうが、媒体側の力不足により店が被る負の部分も大きいと思うのです。


もともと危惧していたように、バーゲンハンター的客が大半で、当日の追加ドリンクもなく実感リピーターもゼロの店が圧倒的だとか。また、店舗が求める客とクーポン利用とのミスマッチな面が否めないケースも多い。昨秋、私が利用した時も同様な感想でした。


飲食店の平均的固定費は、人件費を除き、家賃と食材だけで四割超にも達します。業界最大手グルーポンの手数料は五割らしく、これでは店の利益が出ません。そう申し出ると、手数料を下げる代わりにコース価格を高めに設定しましょう、と提案される始末だとか。


これに対し、媒体の責任領域を明確にし、厳しい掲載審査とグループ全体による与信管理が奏功しているのがポンパレを運営するリクルート。先月まで手数料が無料でしたが、現在でも十五%程度、今後も業界ごと損益分岐に見合う手数料を模索し設定するそうです。


ホットペッパーの隆盛と衰退、WEBへの転換を経てきた老舗には、欧米系や新興勢力にはない、三方良しの考えが少しはあるのかも。クライアントのための売買規模や価格に頼らぬ企画提案や利用者への魅力的な新価値の提供といった、他社とは一線を画す想いが。


いずれにせよクーポンによる集客は一時的なカンフル剤にしかすぎず、お店が抱える問題の根本的解決には至らぬことを飲食店側も理解しておくべきでしょう。持つべきは、真っ当な魂を持つ業者を選ぶための目と、信頼できるアドバイスをくれる仲間、でしょうか。

[参考サイト]
ガジェット通信 日経新聞WEB刊
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Commented by drinking-7 at 2011-02-22 23:55
お疲れ様です。
クーポンは正直嫌いです。でも経営の厳しいお店にとってクーポンは神に見えるかも・・・
飲食店の皆さま!! クーポンに頼ってはだめ・・・クーポンは利用せねば・・・ まっとうな個人店がクーポンビジネスの犠牲になるのはとっても嫌です。
また・・ホットペッパーはペーパーで良かったのに!ウェブまで手を出したのが間違えです。Rが手を出すビジネス分野でではありません!! 応援してたけど・・・正直厳しいと思ってました。R出身の身びいき&厳しい目かも知れませんが・・・
Commented by t-jack2121 at 2011-02-23 10:48
>drinking-7さん
あらら、Rご出身ですか。弊社パートナーの相棒氏も、G8の出身ですよ〜

繁盛支援という仕事の本質を、媒体屋は突き詰められるはずもなく、
ファンづくりのためのキッカケを謳うならば、「その後」の導きを
セットに提案してほしいですよね。

実際、クーポン千枚売っても百万円にも満たぬ売上しかなく、
千人を相手に消耗するというケースも数多く、提案と呼ぶにゃ
ほど遠く。といいつつ、ぐる◯びに負けるな〜気分もありますが〜。
by t-jack2121 | 2011-02-21 09:57 | ほんとに雑記。 | Comments(2)

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121