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突然くるひと@銀座「ビストロ ヴィヴィエンヌ」。

「いま築地にいるので訪問しても良いですか?」と、印刷屋の営業担当から電話。
たぶん、アポのきっかけを掴めぬから「ちょうど今○○なもので」を理由にアドリブを
かましたのであろう。私も営業歴が長いもので、そのテは経験済みである。


有為な商談の用意があるならばアポをとるべき。ついで訪問は、実は相手の都合を
考えぬ失礼な投げかけで、それ自体が無策の表れと受け止める。弊社は、来客を
美味しいお茶と菓子でもてなすが、それはアポをとってわざわざ来社されるからで。


「いま東銀座にいるから来られない?」と、今度は相棒のケータイに。
夕暮れ時、呑み仲間の♀社長、はは〜ん、である。こんな誘いは(相手にもよるが)
なるべく受けるべきと、仕事の区切りがついた相棒を促す。
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の数十分後、ヴィヴィで4名席を抑えたので来るよう指令が飛ぶ。やはり。こっちは
嬉々として向かう。やがて汐留からも1名参加、このメンバーで呑むのは2ヶ月ぶり。
ワインのセレクトは、輸入も手がける社長にまかせ、注ぎ役に徹するワシ。

この夜は少々空席が目立つ。訊けば9月以降、反動が来たそうな。この店に限った
話ではなく、銀座全体が低調だ。一方、新橋は相変わらず好調。幅広い層の受け
皿となる店にあふれ、コスト意識の高い客は他所から新橋へと流れているのだろう。
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アンデュイエット、白モツのソーセージだ。ナイフを入れると肉汁が溢れ出し、ひとたび
口に含めばモツだぁ〜と歓声がわく逸品である。これをつつきながら、この次は荒川の
モツ焼屋に行こうとか。婦女子の言葉ながら、オヤジの会話らしく好ましい。

旨い皿→旨い酒→旨い皿の好循環が生まれるが、これを止めるにはLOの声がかかるか
酔い潰れるしかない。とまれ、それぞれが相手を気遣い、そして自らも楽しむ彼女等に、
男子と呑む折には体感できない大らかさと包容力を感じずにいられない。
突然くるひと@銀座「ビストロ ヴィヴィエンヌ」。_b0166747_12224567.jpg

〆は鶏の丸焼き、ロゼで爽やかに締めくくろうとの提案がグッド。皆、骨までじゃぶるのが
お上手なこと。結局4名でボトル3本を空けて喰った呑んだの一人九千円。
ヨコメシ屋として少々特別な位置におくヴィヴィも、女子等にとっては日常範囲か。

可処分所得の多い独身女性は消費の担い手として重要ではあるが、男子に比べ一所に
依存せず平均飲酒量も少ない。だからこそ男子が牽引役となり頑張らねば、だが周りは
相変わらず弱男強女。ケチケチすんなって怒られぬよう仕事に励みマス。
by t-jack2121 | 2009-10-21 09:20 | 外で呑む。

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121