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深夜のバーに集う。

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最近の大阪では「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな」という会話が成立しないらしい。元気なくなる話だ。東京でも「依然厳しいっすね〜」がご挨拶、よく「仕事があるだけで幸せ」と自営同士慰めあったりするが、ありゃ本心ではない。利益が出ねば何もできないし、他人事にかまってもいられないのだ。そうなると自然、心にも余裕がなくなるわけで。結果、縁遠くなる知人が増えるのも自己責任だろなあ。


そういや先日、親しい呑み屋のママが新しい店を出すので店名ロゴをプレゼントしたいと、クライアント幹部から粋な依頼があった。後は直接ママとねって依頼者は引いたけど、制作を進めていく中でママから「支払いは自分がするから見積をください」と言ってきた。関係悪化したのではなく、依頼者に対する気遣いのようなのだが困っちゃった。でも想像するなと言われても想像しちゃうわな、二人の関係を。


夜、静岡の師匠が上京され取引先と一献との情報を得て、バーにちょこっと顔出し。取引先のお方が仕事抜きでイロイロ相談しておられたが、最近ではそんな光景めっきり少なくなった。誘われる側の心理は置いといて、誘う側に余裕が無いのだ。いまある自分は、数多くの先輩方に呑ませて頂いたおかげ。ならばそのご恩を後輩たちにという流れが一般的であったが最近は・・・。そこは流石、静岡の師である。


店とも人とも、適度な間合いの関わりがあるから楽しく生きていられる。遠くから見守るような愛とでも言おうか、そんな優しさで包み包まれる経済活動だといいねぇ。そんな話を肴に、店主とカウンターに並んでソーダ割りを。最初にいただいた夏のソルティドッグをテキーラにしたせいか段々と饒舌になった。このままいると朝までになりそうで席を立ったが、呑み足りない店主は閉店後に呑みに行ったかな。
by t-jack2121 | 2009-08-19 09:43 | 外で呑む。

蕎麦の笊に顔を埋めて堕ちたことをネタにされています


by t-jack2121