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2009年 11月 21日
金曜夜の22時を過ぎ、外さぬよう電話で席を確認してポンデュガールへ向かう。 と、ワタクシらが入店寸前に目の前をススーっと、フリ客が早足で店に滑り込んで。 こういうの、結構あるんですよ。 あ〜キミキミ、予約はしとるんかな?と。 しかし、残念ながら店内からは不可のサイン。スゴスゴと踵を返しワタクシらの脇を すんませ〜んって去ってゆく。なぜか、悪かったなあ〜と思ってしまう変なワタクシ。 可哀想だけどお兄さん、女子を連れていくならば事前の電話確認は必須だで。 二席のカウンター。二杯目にグラス赤を所望すると、ここで来たか、ヌーヴォーが。 「え〜、今年の出来は50年とも・・」と説明し始めたので、「ほんまにそう思うんか?」 と、昨日書いたネタを話そうと思ったけど、嫌なオヤジっぽいので止めました。 冗談やがな〜、と新人従業員に詫びる。大丈夫、こちとらワインに詳しくないから。 「さっき空けたのは不味かったが、これは美味しいですよ」と別従業員の援護射撃。 そんなハッキリ言うん? でも、試飲して旨かったなら一杯。確かに、しっかり、美味。 てへへ。結局、祭りごとに弱いワタクシ。やっぱ外呑みが好ッきゃねん、と丸める。 ![]() 2009年 11月 20日
「ボージョレヌーヴォーが解禁」を全く忘れちまって銀座「悟空」にて残業メシ。ワイン系の店のみならず、ここ中華屋でも卓上や壁面に 訴求物がたくさん。おそらく、寿司屋でも蕎麦屋でも同じでしょう。 とっても寒かったし、温かいのを呑みたくカメ出し紹興酒を燗にて 頂きました。アテは黒酢の酢豚。ここの酢豚は野菜が一切なく豚肉 のみ。二人で完食できるか不安でしたが、あっと言う間にペロリ。 〆は炒飯を注文。1人前のゴハン量は軽く2人分あることを忘れて おりまして。〆なら4人分、ということで半分残してお持ち帰りです。 事務所に戻り二つに分けてラッピング冷凍。我ながら、主婦みたい。 さて、ボージョレ解禁。今年は過去50年でも素晴らしい出来だとか。 ということで調べてみました、過去のヌーヴォーに関する宣伝文句。 既にどこかのサイトで見られた方、二番煎じですがお許しください。 09年 過去50年でも素晴らしい出来 08年 昨年よりも素晴らしい品質が見込めそう 07年 ここ数年のトップ5に入る素晴らしいもの 06年 作柄は、なんとあの数百年に一度の2003年に並ぶ 【非常に良い】との評価が今や巷を駆け巡り さらには、その複雑味は2003年をも凌ぐ!!、とも言われる 素晴らしいヌーヴォーと出会える可能性が大 05年 ここ100年間でも屈指の出来 04年 フランスでの収穫量は平年の半分ほどで、03年ほどではない ものの04年も大当たりの年 03年 ここ100年間でも屈指の出来 並べてみると面白いですね、これ。フランスからの情報を真に受けて 報道するのかな。「一定基準による評価でない」ことは明白なのになァ。 ただ、この7年の宣伝文句に沿って並べ替えてみたら面白いですよ。 プロ野球ドラフト会議の「10年に一人の逸材」と紹介されるのと同じ。 いや、あれは高校や大学での実績があるから、ヌーヴォーとは違うし。 コンビニで売っているのも50年でサイコー、と勘違いしてませんかね。 ワインも好きなんですけど、ワシ、ひねくれてますかね、お師匠さん。 余計ですが、国酒である日本酒も、このくらい騒いでもらいたいっスよ。 2009年 11月 19日
別にファンでもないのだけれど、水曜日の日経新聞夕刊にチューリップの財津和夫氏のインタヴュー記事を見つけた。 ぼんやり読んでいたのだが、ちょっと元気をもらった。 「若い頃は次から次へと曲ができ、後づけのコンセプトで アルバムを作っていたが、今はコンセプトを先に立て作る ことで、当時にはない深い達成感を味わえる」とあった。 コンセプトに基づいて新しい素材を集め吟味するなど若い 頃には考えられなかったそう。38年もやっていると既に やっちゃったことばかりだからエネルギーも要るのだとも。 飲食店経営も同様だ。特に個人経営店は、常に鮮度と驚き を意図せねば資金力豊富な企業には負けるし、次第に歳を 重ねる自身と客という現実にも立ち向かわねばならぬし。 不振に悩むベテラン飲食店主に求められるのは、自分と店 とを俯瞰し組み立て直す、リ・コンセプト力。お客さんを 喜ばせる悦びを味わう、創業当初の原点に立ち返ることだ。 熟れてこそできる経営もあるはず。もう若くないし、ではなく 新たなメッセージを届けよう。さて開栓後1ヶ月の豊賀、味の ノリと力感がアップし上々、熟れて角がとれて丸くなるの。 2009年 11月 17日
大崎で某社MTG。とりあえずネット販促を打ちガガーっと集客をみたいなことを言うコンサルに閉口。企業では即結果を出す的な 意見が喜ばれ、地均しが先決〜的な地味な意見は好まれない。 気分を変えようと担当の男子を連れて銀座に戻り、Sライオンで ヱビス&ギネス無き後のスタウトを呑んで反省会。悪くないけど やっぱ唯一無二のギネスに味わいは敵わんし、黒ヱビスが旨いし。 腹いっぱいになる前に6丁目の美里へ。コールスローと焼き鳥と 野菜串を数本喰らって焼酎二杯、一人四四百円は銀座価格。お湯 割りもう一杯の誘惑を断ち切り再び5丁目に戻って酒仙堂に入る。 ちょっと久しぶり。取引先担当者もこの店では知られた顔になりつつあり、プライベートでも使ってくれるので有難い。そういう 遊びをしてくれる外食企業人が少なく、彼は貴重な人材といえる。 旨いモルトをと所望するとスプリングバンク。NCの二乗の表記は 冷却濾過を行わず(Non Chill-filtered)香味成分をしっかり残し、 着色をせず(Non Coloured)、ボトリングをしたという意味らしい。 ふくよかな甘さが旨い酒。ストレートでじっくり味わって締める 予定だったが、お連れが帰宅された後、店主とサシで銀座の飲食 事情を論じあい、ンなワケなく互いの悶々を話し深夜にヘロヘロ。 2009年 11月 13日
水曜の深夜TBS系、漫画からドラマ化された「深夜食堂」という番組を偶然観た。 主人公は小林薫、午前零時から開く深夜食堂に様々な事情を抱えた客が集いあい 主と人情あふれるやりとりが繰り広げられる面白いドラマ。 あんな店があったらなあと思わせる渋い暖簾の入口と店内造作である。人気漫画を ドラマ化するのだから、そういう店に、今の若い人も憧れを持っているのだろうか。 腹を満たすと同時に、心も満たしてくれる、昔ながらの人情行き交うあの空気感に。 リストランテの語源は、回復する、元気にする。飲食店とは元々そんな役割を持つ 公共的な場所だと思うのだが、近年では空間や精神性に比重を置き過ぎ、寛げる 店が減ってしまった。耳に障るかけ声、騒音に近いBGM、傍若無人なお客等もあり。 一方で日本名門酒会などは「ウチ呑み」をテーマにした販促を行っていたりする。 失礼ながら、ワシなんかケッと思っちゃうけど、かといって行かねばおケツの辺りが ムズムズするような良い店も少ない。となるとやっぱ、女房>飲食店主、ですか。 家呑みブログも増え、地酒の情報交換も盛んな昨今。となりゃ、酒を扱う飲食店も 客を魅了するコト作りに努力をせねばなあ。つまるところ、店の魅力とはすべからく 人なのだ。と、ワシは思う。想ってくれるから、想いをお返しすべく店に赴く。 ぎんまるで、大七のぬる燗を二合半。〆はごはんにあら煮を盛り、バターひとかけ。 ドラマでみたバターライスを思い出し、マスターに無理を言って作ってもらった。 ワシのオリジナルだが、これが旨いのだ。誰もいなくなった閉店間際のわがまま。
2009年 11月 11日
![]() 安くてうまい普通の居酒屋にと、一回り上の先輩に言われ 新橋。気分的にヘヴィなことがあった後ゆえ、落ち着いて 呑むより少々賑やかな店を選ぶ。地酒も焼酎も揃ってるし。 店と一緒に歳をとる従業員がいる店は貴重だ。お連れした 方と歳の近い孫のいるおばちゃんのおかげで明るく呑めた。 昔から変わらぬラインナップ、ひなびた空気、それも佳し。 どこかの酒屋が「打倒飛露喜、福島のリーサルウエポン」と 名付けた酒あぶくま。それほどのインパクトは感じないが なかなか。無濾過生の甘いアタック、すーっと通る喉越し。 2009年 11月 07日
ここの社長、今週月曜の「カンブリア宮殿」に出たのだが、観逃した。キャンペーンのDMハガキにTV放映の件も書かれており、宣伝上手。 商才豊かな社長は露出好きなのか、卓上メニューにも自身の顔出し 写真が2点。まあ、オーナー自ら広告塔になる優良企業は多いしね。 ここ数年で多店舗展開し、築地で最も勢いのある企業の一つだろう。 最初は本店、以後数店を経て今では奥の院がすっかり馴染みとなる。 弊社と同じ町内にあるこの店、元は料亭で、二階には広い大座敷が。 席数は二百五十、月商が五千万、一席あたりの月商二十万円は凄い。 しかし、場外にある本店はもっと凄い。百三十二席で月商は壱億円也。 二十四時間営業で一席あたりの月商七十五万円以上。スゴすぎるわ。 凡庸なネタもあったり、板前によって身の切り方やシャリの大きさが 異なるが、鮮度は良いし、鮨もいただける居酒屋と思えば不足なく。 とはいえ、日本初の二十四時間営業の寿司屋を出し、安さと鮮度で 深夜の築地に大勢の客を呼んで大成功。見習うべきことが多い企業。 |
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